小さな声で
おはようございます。
大抵は名前を呼んでも知らんぷりをする箱猫が、
ときどき気まぐれに、
ミュ~
と、
小さな声で返事をする。
子猫のころに我が家にやってきて、
かわいくてしょうがなかった。
子猫がかわいいのは当然と、
大きくなったらその辺の野良くんのようなふてぶてしい顔つきになるのかと、
ちょっとワクワクしていた。
成長した今では、
すっかり、
体の大きな子猫のような顔をしている。
去勢済の室内飼いの猫は、
もれなく幼い心を宿しながら、
ツヤツヤの瞳で人間を見つめてくる。
私は、
その愛らしさと、
人間なら決して許されない猫への行為に、
小さな罪悪感を持ちながら、
そっと頭を撫でてみる。
それでは良い1日を~
強い、さすが!