箱入り猫と半ひきこもりのひびひび日記

箱入り猫から、ちょっとうっとうしいけど、ごはんもくれるし、あそんでくれる、オレにぞっこんの世話係と思われている半引きこもり飼い主の日記です。

ベルクマンの法則と小さくなっていく動物について

おはようございます。

 

先日、こんな事を書きました。

環境破壊による自然環境の変化に対応するために、

体を小型化する動物が出始めているらしい。

 

kukitohakoneko.hatenablog.com

 

これの元ネタはこちらの記事です。

wired.jp

 

この記事の中に、

それでも希望がないわけではない。例えば繁殖期をずらすなど、平均気温の上昇に合わせて生態を変化させている種も多いからだ。体温の発散を効率的に行うために小型化している生物すらいるという。

 

と書かれています。

この文章の中の

体温の発散を効率的に行うために小型化している生物すらいるという。

を、

ベルクマンの法則といいます。

 

ベルクマンの法則というのは

manapedia.jp

 

体が大きいことで、体重あたりの表面積が小さくなり、熱を奪われるのを防ぐための適応と言えるでしょう。

 

これがベルクマンの法則です。

知っている人は今さらこんな簡単な法則を持ち出してと思うかも知れませんし、

初めて聞いた人はなんのこっちゃという感じかも知れません。

 

私は専門家ではなく、

こういう事にうとい人なので間違っているかもしれませんが、

とりあえず説明してみます。

※当たっているかな・・・。

 

四角い氷が1個あります。

・1個の氷が外気にふれている面は6面です。

・1個の氷の表面積は6面です。

・1個だけではすぐに溶けてしまいます。

 

でも、

2個の氷をくっつければ、1個より溶けにくくなります。

・2個の氷の表面積は10面です。

・氷の数は増えていますが、外気にふれている面は12面ではなく、10面と少なくなります。

 

3個の氷の場合は、

・3個の氷の表面積は14面です。

・氷の数は3個と増えていますが、外気にふれている面は18面ではなく、14面と少なくなります。

 

氷が沢山集まれば集まるほどより溶けにくくなります。

氷が大きくなればなるほど、

中心の氷は外気が暑くても寒くても関係なくなります。

 

そこでベルクマンの法則が働きます。

寒い地方の動物は体を大きくし外気にふれる部分を小さくして体温を守ります。

暑い地方の動物は体を小さくし外気にふれる部分を大きくして体温を発散します。

 

体を小型化している動物が出てきているという事は、

やっぱり地球は暑くなってきているという事です。

 

ただ、

動物が小型化するのは、

食料が減ってきているとか、

住む場所が減ってきているとか、

他にも色々あるはずなので、

暑さだけが原因というわけではありません。

 

※ベルクマンの法則は絶対ではないと言われています。

 

と言っても、

食料が減るとか、

住む場所が減るとか、

どちらにしても地球環境が変わってきているという事が、

動物たちを見ていればわかります。

 

私はここで、

地球環境を守れー!

えらい人は何をしているだー!

とか、

叫びたいわけではありません。

 

動物たちは動物たちなりに生き残ろうとがんばっている。

それも、

自分たちが原因ではない地球環境の変化に対応するために。

原因を作っているだろう人間の一人である私も、

できることを何かしてもいいんじゃないだろうか。

何かできないだろうかと考えてみようかなと、

動物たちを見て思ったという、

 

ただ、

それだけの事を言いたかっただけです。

自然環境の変化をベルクマンの法則で乗り越えようとしている動物がいる!という事に感動して、

長々と書いてしまいました。

 

それでは良い1日を~

 

私の説明ではわかりにくい人はこちらの動画で~スイマセン


ベルクマンの法則